こんにちは、ゆり子です。
人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』のスピンオフ「岸辺露伴(きしべ ろはん)は動かない」がドラマ化されたのでアマゾンプライムビデオで見てみました。
話の内容
主人公の岸辺露伴とは、『ピンクダークの少年』という作品を『週刊少年ジャンプ』で連載している人気漫画家です(もちろん物語の設定です)。
「ヘブンズ・ドアー」というスタンド(特殊能力)を持っています。
※スタンドって何?と思った人は「ジョジョの奇妙な冒険」という漫画を全巻読んでください。
- その特殊能力を使うと、人間の一部分を「本」のページのようにめくるようにできる。
- また「本」のページを読むことで、その人の記憶や体験を知ることができる。
- ページに書き込みをすることで、その人間を思い通りに制御できるようになる。
話としては、人気漫画家の岸辺露伴が遭遇するオカルトミステリーですね。
ドラマの感想
面白くて引き込まれます。最近では珍しく次のエピソードが早く見たい、と思える作品です。
原作、役者、脚本、小道具、セット、、、全てにおいて出来がいいです。
原作者である荒木飛呂彦さんの漫画作品はいつも中世的な雰囲気があります。このドラマにおいては日本が舞台なので昭和っぽい感じがあります。
その雰囲気が映像として完璧に表現されていることで原作ファンの人達からも評価が高いです。
セットや小道具もこだわって作られていますね。
原作の世界観がうまく再現されています(・・・あっ、すいません、原作の漫画はまだ読んでませんでした('ω')ノ ジョジョは読んだけど)。
「ヘブンズ・ドアー」という特殊能力は、ドリムノート(夢戦士ウイングマン)やデスノートのように便利な能力です。
万能すぎる能力は作品のバランスを崩してしまう危険性がありますが、そこらへんについては万能になりすぎないようにうまく工夫されているようです。
俳優については、ネットでも岸辺露伴役の『高橋一生』さんは『はまり役』とのことで高評価です。
無表情で虚ろな目、普段は何を考えているかわからないけど、自分の信念と違ったことに対しては感情が湧き出してくるのところなど演技でうまく表現されています。
女優について、岸辺露伴の担当編集者 泉京香役の『飯豊まりえ』さんですが、
非常にメンタルが強くポジティブで自分の道をひたすら進むような演技をしてくれています。これが演技なのか?!と思ってしまいます(ヤバいです)。
あのすごく押しが強くてあきらめないところ、いや、あきらめたように見せて実は全然あきらめていないところが演技としてうまく表現されています。飯豊まりえさんの演技を見ているだけでも非常に面白いドラマです。
あれが演技だとしたら、全く持って天才的と言ってもいいでしょう。
とはいうものの、おそらくですが、素のマリエッティ(飯豊まりえ)と泉京香の性格が似ており、それをちょっと大げさに表現しているのだと思います。実際に泉京香のような人がいたら相当ウザいと思われます。
孤独でいることを好む岸辺露伴と岸辺露伴の家にずかずかとあがりこんでくる編集担当泉京香の会話はとても楽しいです(なぜか泉京香は露伴の家の合鍵を持っている)。
最後には、早く帰れと露伴に家から追い出されるんですが、そこでも泉京香は追い出されないように頑張るんです。
そういうところが、またいいんですよね。
このドラマの良いところを一言で表すと『心理表現が天才的』です。
ネタばれにならないように、あえて具体的な話の内容を書かなかったので、まだ見ていない人には、ぜひ見てほしいですね。
『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』が映画になるようです。
映画館で見ると臨場感が全然違うんだろうな。
あああ、見たい、でも私はインドア派なので、
外出して映画館に行くこと自体が面倒いと思ってしまいます。
アマゾンプライムビデオで配信されるまで待ちます。
★なんとなく下にKindle版の漫画リンクを貼っていますが、カラー版もあるようです。そっちがいいと思う人はAMAZONで検索してみてください。それから、Kindle版には試し読みというのがあって読んでみたんですけど、ドラマと全然違う感じでした、、、、、、(^_^;)。