こんにちは、ゆり子です。
最近、第2種電気工事士の資格を取得したので、自宅の照明スイッチをPanasonic製の人感センサースイッチに交換してみようと思います。
スイッチの交換自体は難しくありませんが、いくつか注意する点があります。
この記事を見て、これから人感センサースイッチの交換に挑戦したいと思っている方に役立てていただければと思います。
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記事の内容
記事の内容は以下の通りです。
• 人感センサースイッチの説明
• 取り付け方法
• LED電球のゴースト点灯対策について
• 作業後の感想
電気工事についての注意
人感センサースイッチについての説明
今回、私が使用する人感センサースイッチについて説明します。
パナソニック製の人感センサースイッチには、2線式と4線式があります。
自宅の配線に合わせたタイプを選ぶ必要があります。
多くの家庭では2線式が一般的ですが、間違えないように事前に確認してください。
私の家のスイッチは2線式なので、2線式に対応したパナソニック壁取付熱線センサー付自動スイッチ「WTK1811WK」を使用します
箱を開けてスイッチを取り出しますね。
スイッチプレートは付属しないので別途購入する必要があります。
スイッチの上部にブランクスペースがあるので、片切スイッチや3路スイッチを追加することができます。
左のは、3路スイッチを取り付けたものです。
ハンドルも取り付けます。
取り付けは簡単です。
スイッチハンドルはサイズが3種類あります。
左から、シングル、ダブル、トリプルになります。
購入する場合は、最も小さいサイズのトリプルを選びます。
ネーム付とネームなしがありますが、これはネームなしです。
検知エリアを調整可能です。
スイッチの設置後に検知させたくないエリアを微調整できるのは便利ですね。
動作保持時間ですが、私は、廊下を10秒にして、洗面所は3分に設定しています。
後で簡単に設定変更できるので、最初は適当でいいと思います。
明るさセンサーは、周囲の明るさによってセンサーの反応を調整できます。
私は、切にしているので、周囲の明るさに関係なくセンサーが反応します。
人感センサースイッチの交換作業
人感センサースイッチの交換作業は、第2種電気工事士の資格を持っていれば問題なくできると思います。
まず、1か所で照明を制御する場合の交換です。
ほたるスイッチを人感センサースイッチに交換します。
AC100Vの電源線を「0」に接続して、負荷側の線を「1」に接続します。
配線を接続して、簡単に交換が完了しました。
次に、2か所で照明を制御する場合の交換方法です。
2つの3路スイッチを人感センサースイッチに交換する作業ですね。
玄関と廊下にそれぞれ3路スイッチがあり、1つの照明を操作できるようになっています。
これを、人感センサースイッチに交換していきます。
すでに取り外してありますが、これは廊下側の3路スイッチです。
黒線はLED照明につながっています。
白と赤の線は玄関側の3路スイッチとつながっています。
3路スイッチを交換するのは難しくありませんが、注意点があります。
通常の3路スイッチは1と3のどっちに接続しても動作しますが、今回の人感センサースイッチに交換する場合は、「1」と「3」、「3」と「1」がつながるように配線しないといけません。
「1」と「1」、「3」と「3」がつながっている場合は照明が連続点灯状態になるので、そういうときはどちらかのスイッチの「1」と「3」を差し替えます。
人感センサースイッチに交換しました。
次は、玄関側の3路スイッチの交換です。
3つの照明スイッチが並んでいますが、一番上のスイッチを人感センサースイッチに交換します。
スイッチが3つあると、そのまま置き換えができないので面倒ですね。(^_^;)
3つのスイッチをこういう感じのイメージで2つに分けて取り付けようと思います。
スイッチを引き出しました。
赤と緑の線が廊下側の3路スイッチとつながっています。
左側の黒線は、電源のAC100Vです。
この、赤と緑と黒の線を人感センサースイッチに接続します。
次は、人感センサースイッチを取り付けるための穴を壁に開ける作業です。
壁の中に間柱があると取り付けられないので、穴をあける位置は間柱がないことを事前に確認します。
穴をあける手順ですが、こんな感じです。
穴をあけたいところにしるしをつけます。
このケガキレベルは平行だしもできるので便利です。
穴の中心で位置出しができますね。
穴をあけたいところにしるしをつけます。
電ドラのビットをドリルに交換して、4隅に穴をあけます。
そしたら、穴と穴をつなぐようにノコギリでカットしていきます。
このノコギリは、切れ味が良すぎるので、実際の作業では絶対に手袋を着用しましょう。
穴あけ作業は大体3分くらいでできました。初めてにしては、結構きれいにできた気がします。
石膏ボードを切る際には粉塵が舞うので、マスクをすることをおすすめします。
人感センサースイッチへの配線はVVF ケーブル3芯 1.6mmを使用しました。
それから、ケーブル同士の接続は、差し込みコネクタを使いました。
配線の接続後はC型はさみ金具で人感センサースイッチを壁に取り付けました。
元からついていたスイッチは、2つになったので、新しく黒のスイッチプレートを取り付けました。
アルミ製なので、高級感があってカッコいい感じです、オススメです。('ω')ノ
というわけで、これで、人感センサースイッチの取付け作業は全て終わりです。
人感センサースイッチの取付け作業後の動作確認
次は、動作確認です。
基本的な動作はよかったのですが、問題が発生してしまいました。
LED電球はパナソニック製の60型スリムタイプを使用していますが、照明スイッチがOFFの状態のときにLED電球がうっすら点灯しています。
しかも、チラチラしています。
どうしたらいいのかわからなかったので、専門家に対策を教えてもらいました。
イヌくん「ゆり子ちゃん。対策の資料を送っておいたから」
私「さすがイヌくん、仕事が早い!」
イヌくんが、ネットで調べたところ、これを「ゴースト点灯」と呼ぶそうで、LED電球が微弱電流で光ってしまうようです。
ちなみに、私の環境では、消灯時にうっすら光る現象は、60型のLED電球だけで、白熱電球や100型のLED電球では出ませんでした。
「ゴースト点灯」は、回路が開いて完全に切れる、片切スイッチでは起きないのですが、調光器スイッチやセンサースイッチで起こるようです。
これらのスイッチを利用している人は「ゴースト点灯」になる可能性があります。
人感センサースイッチもセンサースイッチなので、ゴースト点灯になることがあります。
対策としては、調光器対応マークの付いたLED電球を使用することです。
そういうことで、調光器対応マークの付いたLED電球を購入しました。
普通のLED電球に比べてはるかに値段が高いです。
調光器対応マークはこれです。
それでは、実際に交換して確認してみます。
調光器対応マークの付いたLED電球に交換したら、OFFの状態の時に、うっすらと光ることはなくなりました。問題解決です。
外出から帰宅すると・・・
こんな感じに照明が自動的に光ります。
これで、暗闇の中手探りで照明スイッチを探すことはなくなりました。
帰宅時は、買い物をして手が塞がっていることが多いので助かります。
ちょっと思ったのですが、家の中でイヌやネコを飼っている人は、センサースイッチが反応してしまう可能性があるので注意した方がいいかもしれませんね(私のイヌくんは大丈夫ですけどね・・・)。
スイッチ交換後の感想
今回は、前々からやりたかった人感センサースイッチの取り付けだったので、成功してうれしいです。
また、家にある全ての60W白熱電球が5.2WのLED電球に置き換わったことで電気料金の大幅な節約になると思います。
ブレーカーを落として暗い中で作業すると、ケガをしやすいのでみんな気を付けて作業してね。これからも安全第一で作業し、電気工事の知識を深めていきたいと思います。
結構、部品代と工具代で大きな出費になってしまいました。
でも、便利になったし、趣味なのでいいのかなって思います。
結局、今回、人感センサースイッチをつけたのは3か所です。
玄関、廊下、洗面所です。
洗面所も非常に便利です。
実は、トイレと台所は、アイリスオーヤマの人感センサーのついた照明です。
でも、意外とセンサースイッチが嫌いな人も多いので、家族と一緒に住んでいる人はやりすぎないように注意してね。('ω')ノ
今回の記事はここまでです。