海外通信・eSIM

eSIMでLINEや電話は使える?海外旅行中のLINE通話・通常通話・SMSを解説

「海外eSIMに切り替えても、今までどおりLINEは使える?」

「LINE通話はできるけれど、普通の電話はできないの?」

「日本の電話番号にかかってきた電話は受けられる?」

「銀行やクレジットカードのSMS認証は届く?」

海外旅行用eSIMを初めて使う場合、このような点で迷う人も多いのではないでしょうか。

結論からいうと、データ通信が利用できれば、LINEメッセージやLINE同士の音声通話・ビデオ通話は基本的に利用できます。

一方、スマートフォン標準の電話アプリを使った通常通話やSMSに対応しているかは、購入するeSIMのプランによって異なります。

データ通信専用eSIMでは、電話番号を使った通常通話やSMSを利用できない場合が一般的です。

日本の電話番号への電話やSMSを受けたい場合は、日本のSIMを残し、旅行用eSIMと併用する方法もあります。ただし、海外で日本の回線による電話に応答すると、キャリアや渡航先によって着信料金が発生する場合があります。

まずは、利用できる機能の違いを確認してみましょう。

利用する機能データ通信専用eSIM音声・SMS付きeSIM日本のSIMとの併用
LINEメッセージデータ通信があれば利用可能データ通信があれば利用可能旅行用eSIMのデータ通信で利用可能
LINE音声通話データ通信があれば利用可能データ通信があれば利用可能旅行用eSIMのデータ通信で利用可能
LINEビデオ通話データ通信があれば利用可能データ通信があれば利用可能旅行用eSIMのデータ通信で利用可能
通常の電話発信原則利用不可プランによる日本のSIMの契約・渡航先・端末による
通常の電話着信原則利用不可プランによる日本のSIMの契約・渡航先・端末による
SMS送信原則利用不可プランによる日本のSIMの契約・渡航先による
SMS受信原則利用不可プランによる日本のSIMの契約・渡航先による
日本の番号へのSMS認証旅行用eSIM単体では受信不可付与番号が異なるため利用できない場合が多い日本のSIMで受信できる場合がある

※本記事は2026年7月1日時点で確認できる情報をもとにしています。サービス内容や対応国、料金、端末の仕様は変更される可能性があります。

eSIMでLINEや電話は使える?

eSIMで利用できる機能を判断するときは、「eSIMだから使える」「eSIMだから使えない」と考えないことが大切です。

eSIMは、物理的なSIMカードを挿入せず、スマートフォンに通信プランを追加する仕組みです。音声通話やSMSに対応するかどうかは、購入した通信プランによって決まります。

特に、次の4つは分けて考えましょう。

ポイント

  • LINEメッセージ
  • LINE音声通話・ビデオ通話
  • スマートフォン標準の電話アプリによる通常通話
  • SMS

LINEメッセージやLINE通話は、インターネットのデータ通信を利用します。

一方、電話番号を入力して発信する通常通話やSMSには、それぞれの機能に対応した回線や契約が必要です。

そのため、LINE通話ができるからといって、スマートフォン標準の電話アプリでも電話をかけられるとは限りません。

データ通信専用eSIMでもLINEは使える

LINEのメッセージはデータ通信を利用する

LINEメッセージは、電話回線ではなくインターネット通信を利用して送受信します。

そのため、データ通信専用eSIMでも、通信できる状態であれば次の機能を利用できます。

ポイント

  • テキストメッセージ
  • スタンプ
  • 写真や動画
  • 位置情報
  • ファイルの送受信

ただし、写真や動画を送受信すると、その分だけデータ容量を消費します。

また、通信速度が制限されている場合や電波状況が悪い場所では、写真の読み込みや動画の送信に時間がかかる可能性があります。

LINEの音声通話・ビデオ通話も利用できる

LINE同士の音声通話やビデオ通話も、通常の電話回線ではなくデータ通信を利用します。

そのため、データ通信専用eSIMでも、インターネットへ接続できればLINE通話を利用できます。

LINE側の音声通話やビデオ通話に、通常の国際電話のような通話料金はかかりません。ただし、利用中は海外eSIMのデータ容量を消費します。

特に、ビデオ通話は映像も送受信するため、音声通話よりデータ容量を多く消費しやすい点に注意しましょう。

また、次のような条件によって、音声や映像が不安定になることがあります。

ポイント

  • 現地の電波状況
  • 通信速度
  • 通信制限
  • ネットワークの混雑
  • 国や地域による通信規制

どの国でも同じようにLINE通話を利用できるとは限りません。渡航先での利用条件は、旅行用eSIMの公式案内や現地の最新情報を確認してください。

旅行中にLINE通話や動画をどの程度使うか迷っている人は、LINE通話を含めて、海外eSIMが何GB必要か確認すると、自分に合う容量を選びやすくなります。

データ通信専用eSIMでは通常の電話やSMSを使えない場合が多い

LINE通話と通常の電話は仕組みが違う

LINE通話は、LINEアプリ同士で利用するインターネット通話です。

これに対して、スマートフォン標準の電話アプリから電話番号へ発信する通常通話には、音声通話に対応した回線やプランが必要です。

たとえば、データ通信専用eSIMを利用している場合、LINEで家族へ電話をかけることはできても、ホテルやレストランの電話番号へ標準の電話アプリから発信できない場合があります。

電話番号を使った通常通話が必要な人は、購入前に「音声通話対応」と記載されているか確認しましょう。

電話番号が付くeSIMもある

海外旅行用eSIMのなかには、旅行用の電話番号が付与されるプランもあります。

ただし、電話番号が表示されていても、次の機能をすべて利用できるとは限りません。

ポイント

  • 電話の発信
  • 電話の着信
  • SMSの送信
  • SMSの受信
  • 日本などへの国際電話
  • 銀行などの認証用SMS
  • 緊急通報

SMS受信専用の番号や、特定の国への発信だけに対応した商品もあります。

そのため、「電話番号付き」という表示だけで判断せず、発信・着信・SMS・国際電話の条件を商品単位で確認してください。

個別サービスのデータ通信や電話、SMSの条件を確認したい人は、SkyeSiMの評判・料金・使い方を確認すると、購入前に見るべき項目を整理できます。

海外eSIMでSMSは送受信できる?

データ通信専用eSIMでは、電話番号を使った通常のSMSを利用できない場合が一般的です。

一方、音声通話・SMS付きeSIMでは、SMSを送受信できる商品があります。

ただし、次のように送信と受信で条件が分かれていることもあります。

ポイント

  • SMS受信だけに対応している
  • SMS送信には追加料金やクレジットが必要
  • 特定の国の番号だけに送信できる
  • 認証用SMSを受信できない
  • ショートコードからのSMSに対応しない

また、電話番号が付与されていても、その番号がSMSに対応しているとは限りません。

LINEメッセージはSMSではなく、インターネットを使ったメッセージ機能です。iMessageやRCSについても通常のSMSと同じものとして考えず、端末やサービスの公式案内を確認しましょう。

日本の電話番号へのSMS認証は受け取れる?

銀行やクレジットカードなどから、日本の電話番号宛てに送信されるSMS認証を受け取りたい場合は、日本で契約しているSIM回線を利用することになります。

SMS認証が使われる可能性がある場面には、次のようなものがあります。

ポイント

  • 銀行やネットバンキング
  • クレジットカード
  • GoogleやAppleなどのアカウント
  • 航空会社や宿泊予約サービス
  • 各種決済サービス

ただし、すべてのサービスがSMS認証を使用するわけではありません。認証アプリ、メール、パスキーなど、別の方法が用意されている場合もあります。

また、日本のSIMをスマートフォンに残していても、SMSを必ず受信できるとは限りません。

次の条件によって、受信できない可能性があります。

ポイント

  • 日本の回線がオフになっている
  • 渡航先が国際ローミングの対象外
  • 端末が現地ネットワークへ接続できない
  • 契約プランが海外利用に対応していない
  • SMSの拒否設定が有効になっている
  • 送信元サービス側が海外利用中の番号へ配信できない

旅行中にSMS認証が必要になりそうな場合は、利用する銀行やカード会社、日本の通信キャリアの公式情報を出発前に確認しておくと安心です。

日本のSIMと海外eSIMは併用できる?

海外eSIMをデータ通信用にする

デュアルSIMに対応したスマートフォンでは、日本のSIMと旅行用eSIMを同時に利用できる場合があります。

たとえば、次のように役割を分けます。

ポイント

  • 日本のSIM:日本の電話番号への電話やSMS
  • 旅行用eSIM:LINE、地図、検索などのデータ通信

この方法なら、日本の電話番号を維持したまま、旅行用eSIMのデータ通信を利用できます。

ただし、2回線の同時待ち受けや、通話中に別の回線でデータ通信できるかどうかは、スマートフォンの機種や通信会社によって異なります。

日本のSIM側のデータローミングに注意する

日本のSIMを電話やSMSの待ち受け用として残す場合は、日本の回線で意図しないデータ通信が発生しないように注意が必要です。

日本のSIMで海外データ通信を利用しない場合は、日本のSIM側のデータローミングをオフにすることで、意図しない通信のリスクを下げられます。

一方、旅行用eSIM側は、サービスによってデータローミングをオンにする必要があります。

そのため、「データローミングはすべてオフ」と考えず、次のように回線ごとに分けて確認してください。

ポイント

  • 日本のSIM:データ通信を使わない場合はオフを検討
  • 旅行用eSIM:購入したサービスの公式手順に従う

端末がデュアルSIMに対応しているか確認する

すべてのスマートフォンで、日本のSIMと旅行用eSIMを同時に利用できるわけではありません。

また、同じ機種名でも、販売国や型番によって対応状況が異なる場合があります。

購入前には、機種名だけでなく、型番やeSIM追加項目、SIMロックの状態も確認しましょう。

確認方法が分からない人は、自分のスマホがeSIMに対応しているか確認すると、iPhoneとAndroidに分けて確認手順を把握できます。

海外eSIMを追加するとLINEの登録電話番号は変わる?

旅行用eSIMをスマートフォンに追加しても、LINEに登録している電話番号が自動的に変更されることはありません。

旅行用eSIMに現地の電話番号が付与された場合でも、LINEの登録番号をその番号へ変更する必要は基本的にありません。

次の3つは別の操作です。

ポイント

  • スマートフォンへ旅行用eSIMを追加する
  • モバイルデータ通信の回線を切り替える
  • LINEに登録している電話番号を変更する

海外eSIMを追加するだけであれば、旅行前にLINEアカウントの引き継ぎを行う必要もありません。

一時的な旅行用番号へ変更すると、その番号の有効期限が切れたあとに本人確認や引き継ぎが難しくなる可能性があります。

旅行中はLINEの登録番号を安易に変更せず、機種変更やアプリの再インストールを行う場合は、LINE公式の最新手順を確認してください。

海外で日本の電話番号への電話を受けられる?

日本のSIMをオンにしており、契約しているキャリアと渡航先が国際ローミングに対応していれば、日本の電話番号への着信を受けられる場合があります。

ただし、海外で日本の電話番号への着信に応答すると、電話を受けた側にも着信料金が発生する場合があります。

料金は次の条件によって異なります。

ポイント

  • NTTドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルなどのキャリア
  • 契約している料金プラン
  • 渡航先の国や地域
  • 通話に使用するアプリ
  • iPhoneまたはAndroid
  • キャンペーンや海外通話サービスの対象条件

たとえば、ドコモ、au、ソフトバンクでは、国や地域に応じた海外着信料金が設定されています。一方、ソフトバンクのアメリカ放題のように、対象地域や契約条件によって料金が異なるサービスもあります。

楽天モバイルについても、Rakuten Linkを使うか、iPhoneとAndroidのどちらを使うかによって挙動が異なる場合があります。

また、電話に出なかった場合でも、留守番電話や転送電話、端末の自動応答機能が作動すると料金が発生する可能性があります。

SMS受信と音声通話の着信は料金の仕組みが異なるため、「日本のSIMを残しておけばすべて無料」とは考えないようにしましょう。

LINEだけ使いたい人に必要なeSIMの選び方

海外旅行中の連絡手段として、LINEメッセージやLINE通話だけを使えればよい場合は、データ通信専用eSIMも選択肢になります。

ただし、料金だけで選ばず、次の条件を確認してください。

ポイント

  • 渡航先に対応しているか
  • 利用するスマートフォンに対応しているか
  • 必要なデータ容量があるか
  • 利用開始の条件が旅行日程に合っているか
  • 通信制限の条件
  • テザリングを利用できるか
  • サポート方法と対応時間
  • データ専用か音声・SMS付きか

特に、無制限と書かれたプランでも、一定量の利用後に速度が制限される場合があります。購入画面や利用規約まで確認しましょう。

LINE中心で使いたい人が比較できる海外eSIM

LINEやGoogleマップを中心に使う場合は、データ通信を利用できる旅行用eSIMが選択肢になります。

ただし、対応国、データ容量、サポート、利用開始条件などはサービスごとに異なります。

個別サービスの条件を比べたい人は、次の記事も参考にしてください。

特定のサービスがすべての旅行者に適しているとは限りません。料金だけでなく、渡航先や利用日数、必要なサポートも含めて判断しましょう。

海外eSIMを使う前に確認すること

海外eSIMを購入する前に、次の項目を確認してください。

ポイント

  • 端末がeSIMに対応しているか
  • SIMロックが解除されているか
  • 購入するプランがデータ専用か
  • 音声通話やSMSに対応しているか
  • 利用開始の条件
  • データローミングの設定
  • 日本のSIMを残すか
  • SMS認証が必要になる予定がないか
  • 緊急時の連絡手段を別に用意しているか

旅行用eSIMは、商品によってインストール時や現地接続時など、利用開始の条件が異なります。

いつインストールすればよいか迷っている人は、海外eSIMを設定するタイミングと出発前の準備を確認すると、出発前と現地到着後に行うことを分けて確認できます。

海外でeSIMにつながらない場合の対処法

現地で旅行用eSIMにつながらなくても、すぐにeSIMを削除しないでください。

まずは、次の項目を確認します。

ポイント

  • モバイルデータ通信に使う回線
  • 旅行用eSIMのオン・オフ
  • データローミング
  • APN
  • 購入したプランの対象国
  • プランの有効期間

eSIMを削除すると、同じQRコードで再インストールできない場合があります。

詳しい確認順序は、海外eSIMがつながらないときの設定と対処法を確認するで解説しています。

eSIMとLINE・電話についてよくある質問

データ専用eSIMでもLINEは使えますか?

データ通信が利用できれば、LINEメッセージ、LINE音声通話、LINEビデオ通話を基本的に利用できます。

ただし、通信速度や電波状況、国や地域の通信規制によって利用が不安定になる可能性があります。

LINE通話は無料ですか?

LINE同士の音声通話やビデオ通話には、通常の国際電話のような通話料金はかかりません。

ただし、LINE通話中はデータ容量を消費します。旅行用eSIMの購入料金や、容量超過後の追加料金などは別に確認してください。

海外eSIMで日本の電話番号にかかってきた電話を受けられますか?

日本のSIMをオンにしており、契約キャリアと渡航先が国際ローミングに対応していれば、受けられる場合があります。

旅行用eSIMだけを利用し、日本のSIMをオフにしている場合は、日本の回線への電話を受けられない可能性があります。

海外で日本からの電話に出ると料金はかかりますか?

電話を受けた側にも、海外着信料金が発生する場合があります。

料金はキャリア、料金プラン、渡航先、利用するアプリなどによって異なるため、出発前に公式料金表を確認してください。

データ専用eSIMでSMS認証を受け取れますか?

データ通信専用eSIM単体では、通常のSMSを受信できない場合が一般的です。

日本の電話番号宛てのSMS認証を受け取りたい場合は、日本のSIMを有効にしておく方法があります。ただし、渡航先や契約条件によって受信できない可能性もあります。

海外eSIMを追加するとLINEの登録電話番号は変わりますか?

旅行用eSIMを追加しただけでは、LINEに登録している電話番号は自動的に変更されません。

LINEを使うために電話番号を変更する必要はありますか?

基本的には変更する必要はありません。

一時的な旅行用番号に変更すると、番号の有効期限が切れたあとに本人確認が難しくなる可能性があります。

日本のSIMをオフにしてもLINEは使えますか?

旅行用eSIMのデータ通信が利用できれば、日本のSIMをオフにしてもLINEメッセージやLINE通話を利用できます。

ただし、日本の電話番号への通常通話やSMSは受けられなくなる可能性があります。

データ専用eSIMから緊急電話をかけられますか?

データ通信専用eSIMから、現地の緊急通報番号へ発信できるとは限りません。

音声通話付きeSIMであっても、緊急通報への対応は端末、現地回線、契約によって異なる可能性があります。

緊急時の連絡手段をLINEだけに限定せず、現地の緊急番号、日本大使館や領事館、宿泊施設などの連絡先を別に用意しておきましょう。

まとめ|LINEと通常の電話に必要な機能を分けて確認しよう

海外旅行用eSIMで利用できる機能は、eSIMという仕組みではなく、購入する通信プランによって決まります。

LINEメッセージやLINE音声通話・ビデオ通話は、インターネットのデータ通信を利用します。そのため、データ通信専用eSIMでも基本的に利用できます。

一方、電話番号を使った通常通話やSMSには、それぞれの機能に対応したプランが必要です。

日本の電話番号への電話やSMSを残したい場合は、日本のSIMと旅行用eSIMを併用する方法があります。ただし、SMSの受信条件や海外での電話着信料金は、キャリア、渡航先、端末によって異なります。

購入前には、次のどれに当てはまるか整理しましょう

ポイント

  1. LINEだけ使えればよいので、データ通信専用eSIMを検討する
  2. 日本の電話番号への電話やSMSを受けたいので、日本のSIMを残す
  3. 現地番号で通常通話やSMSを使いたいので、対応プランを探す
  4. 必要な機能が分からないため、旅行中の利用場面を整理する

どの商品を選ぶか迷っている人は、料金だけで失敗しない海外eSIMの選び方を確認すると、渡航先、日数、容量、端末、サポートなどを順番に確認できます。

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Yuriko

Nogu Blog運営者のゆり子です。AIツールを使った動画・画像・音楽制作や、動画編集、ブログ運営をしています。実際の使用経験と公式情報をもとに、料金・使い方・メリット・デメリットを初心者にも分かりやすく紹介します。

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